2023/1/15
間質性膀胱炎(難病指定)とは?
女性の泌尿器に関する病気の中で、間質性膀胱炎というものがあります。
病気のタイプからハンナ型と非ハンナ型に分かれます。
ハンナ型では膀胱の内視鏡でハンナ病変と呼ばれる特有の異常がみられ、ハンナ型間質性膀胱炎は難病に指定されています。
難病に指定されているということで、少し怖さを感じる患者様もおられると思いますが、まずは病気の内容を知っていただければと思います。
【症状】
初期症状が出ない場合も多々あります。
トイレが近い、尿が溜まると膀胱に違和感がある程度ですと、初期の段階です。
症状が強くなると、強い尿意を感じ、
・1時間に何度もトイレに行く
・膀胱に強い痛みを感じる
・痛みが膀胱だけでなく尿道や下腹部全体に広がる
などの症状を感じます。
この病気は、症状が軽くなったり、強くなったりを繰り返し、進行していきます。
また、
・肉体的または精神的ストレス、
・カリウム含有量が多い食品(柑橘類、チョコレート、カフェイン飲料、トマトなど)
・香辛料の効いた食品
・タバコ、アルコールなど
で症状を悪化させるといわれています。
【検査・治療】
症状が他の原因によるものではないことを確かめるため、尿検査や尿培養検査を行って感染がないかを検査します。
診断には、麻酔下で膀胱水圧拡張術をおこなった時の膀胱鏡所見が大切です。
この段階から病院での入院検査、治療が必要となります。
まずは、初期症状の段階で、泌尿器科を受診していただきたいと思います。
詳しくは、当クリニックにご相談ください