2014/12/22

忘年会・新年会のシーズンに(泌尿器科)

年末年始は、忘年会・新年会とアルコールを飲む機会が増えてしまいます。
このような時期は、前立腺肥大症の悪化など、気をつける必要があります。

中高年男性の4人に一人くらいは、頻尿、もしくは尿が出ないという尿トラブルを経験しがちです。
特に、忘年会などに参加した際に、尿が出にくくなり、急に来院される患者さんもおられます。

前立腺は、加齢とともに肥大しやすくなります。
特に、たくさんお酒を飲む、または、風邪薬を服用するなど、寒い季節には膀胱の収縮力を抑えるような状況が多くなりがちです。
そのため、冬の時期に、症状に気づき来院される患者さんが増えるのです。

前立腺肥大症の症状は、出にくい「排尿障害」と近くなる「蓄尿障害」の2つに大きく分けることができます。
尿が出にくくてお腹が張る、夜中に何度も起きて睡眠不足になるなど「困った」という実感があった場合は、早めに泌尿器科の受診をされた方がよろしいかと思います。

忘年会であまり羽目をはずさずに楽しんでいただきたいと思います。